ef - a tale of memories. #2 『upon a time』

空が。


脚本:高山カツヒコ/絵コンテ:帆村壮二/演出:大沼心/作画監督:潮月一也・古川英樹
作監協力:伊藤良明・田中穣、
作画協力:スタジオパストラル
脚本表記要らないかもね、全部高山氏がやってるらしいし。


アバン、千尋と夕の会話。関係があったのか。結構重要そうだ。


Aパートは相変わらず話が進まないが、この先の展開のための積み重ねか。序盤に出てきたモノクロの点は何だったのだろうか。あとカメラマン京介やっぱり気に入らん。
京介の部活(?)のシーン、これはまるで自分ら(制作陣)の事を云ってる様だ。皆が分かる映像じゃないとウケないが、その万人向けとはいえない映像についてるファンも居る、という。
まあ、モノクロで平面的な映像とか、過剰演出と受け取る人も多いこのアニメだからなぁ。


Bパート。今のところBパートに力が入ってる気がするのは、重要なことがBに集中しているからか。Aはまだ動かないみたいだし。
それにしても蓮治って名前はどうもなぁ(笑
そして夕。蓮治に忠告してたが、千尋とはただならぬ関係なのか。大分千尋の事を知っているようだし。相談役?それとも?
蓮治に色々聞きなおす千尋。蓮治はまだ「落ち着いてないだけ」だと思っていたが……。流石に訝しく思ったのか入れ替えトリックを疑うってそれはない(笑


しかし本当は、蓮治の事を聞きなおしたりしていたのは千尋が記憶障害を持っているからこその行動だったのである。13時間しか記憶を保持することが出来ないのだ。記憶を保持できないということは、その時点までの自分+13時間分の記憶を持った自分としてでしか存在できないということである。
漸く明かされる、千尋編(?)の重大事実。まぁ、そうだろうなぁとは思っていたが、その告白から次々切り替わるカットへ、そしてそのままエンディングへと雪崩れ込むところは、正直震えた。
そのエンディング映像、実は次回からのオープニングである。公式ウェブページで3話オープニングとして配信されているのはこの映像にオープニングテロップを入れたものである。
この映像の事については既に述べているが、やはりとても良い。


というわけで『帆村壮二』絵コンテの回だった訳だが、それっぽい、いかにもというところが結構あって笑った。
ちと引いた視点の映像が多いかな……。キャラで売っていかないといけないエロゲ原作アニメとしてはどうかと思うが。キャラ作画重視の昨今では「手抜き」としてとられる事も多いし……。
空の描写は確かに物凄いのだけれども(千尋の記憶障害告白シーンとか)、映像効果狙ってるのは分かるが、雲が流れるのが如何せん速すぎる。この映像は酒井氏の仕事だろうか。デジタルでは一応定評の有るシャフトならでは、って所か?
でも部分部分で普通に描かれた雲もあった気がする。


とりあえず千尋のあの発言によって漸く物語も本格的に始まったというところか?(あの告白からオープニングで使用予定の映像に繋がる演出からもそう思える)
記憶障害に至った経緯とか、眼帯とか、その辺りも鍵、か?
そしてAパートで進展してる話はどうなるのか、Bパートの話と噛み合うのか?
どうなる。