俗・さよなら絶望先生 #1 『ほら、男爵の妄言』『当組は問題の多い教室ですから、どうかそこはご承知ください』

始まった。まぁ、tvkでも見てたんだけどね。



構成:東富耶子/演出:宮本幸裕(両パート)/絵コンテ:龍輪直征・宮本幸裕/作画監督:大田和寛(両パート)。
何故演出・作画監督がパートごとの表記だったのだろう。これからパートごとにそれらを別で作る可能性があるってことか。
そして脚本ではなく構成というのも。しかもクレジットされてるのはこれまたシャフトのもじり、ダミー感漂う名前。どうやって作ってるんだろう?


いきなり、マルチ商法の講習会(?)で始まる。あまりにも唐突なそれは、実は原作第1集の袖にある嘘あらすじ。一部脚色を入れているが。Aパートとアバンタイトルが一緒になった感じで、オープニングが入るのがこのパート終了後。その前にちゃんと『「さよなら絶望先生」第1集そでより』とテロップが出る。
しかし、あまりに唐突に始まるから、「?」って感じになった人は多かったのではなかろうか。たぶん、開始する時に「ここまでのあらすじ」という風なテロップを入れればもっと分かりやすかったのでは、と思った。
島へ逃げた後、女性とレンコンで襲われる所の女性の肉感的な描写はまさに大田さんって感じで笑った。
絵的には結構がんばってるような感じはした。島へたどり着いた後、絶望した先生からズームアウトして最終的に島の全体を映すような所とか結構好きだ。まぁでも、無印1話のインパクトには劣るか。もう一通り絶望先生についての演出はやってしまっているので、慣れてしまったのかもしれない。そういえば、エンディングテロップに尾石さんの名前が無かったな……。その辺り、テロップワークに影響してきてるのだろうか。
Bパート、『絶望撰集』からやりなおすかの様な『普通』日塔奈美回。まぁ普通登場回は丁度良いクラスメイト紹介がなされてたりするので、続編の導入としての再紹介としては最良ではなかろうか。
あのトロイメライが聴けたのは良かった。可符香(なかのひと:野中藍)の微妙な歌唱力も相まって不安定になる、不安定になる。蛍光灯が赤ちゃんの足に見えるという部分、モーフィングを使っていい感じに気持ち悪い。


それにしても、奈美ちゃん中心の回、なかのひととして熱演した新谷良子さんがエンディングでクレジットされてないのは、ネタとして考えてよろしいでしょうか(笑
これ、絶対『絶望放送』でネタになるぞ。


Aパートの唐突さと微妙さ(嘘あらすじは想像・妄想した方が面白いのかもしれない)は兎も角、Bパートは楽しめたと云える。嘘あらすじは脚色を挿入してまで延ばさなくても、もっと短かったほうが良かった気がするが、アレは1話を奈美回だけで終わらせるための時間稼ぎだったのかもしれない。


最後になったが、オープニングとエンディング。オープニング、曲は軸ぶれより好きかも知れないが、最初はやっぱりテロップバージョンか。いつ尾石OPができるのか楽しみだ。
エンディングは、事前に云われていたローリー寺西のものではなく、おそらくはサブ曲。橋本由香利曲であり、個人的にはもうこれで良いんじゃないか感がある。結構好き。映像的には、強烈に少女漫画的な絵柄。九条キヨという人の絵柄に似ているらしい。これもオープニング同様龍輪・宮本両氏によるもの。作画監督は山村貴洋氏、見たこと無い名前だ……って山村洋貴氏か。誤植だろうね。原画は今村亮氏・本田敬一氏。今村氏は無印で二原とextraアニメーションに何回かクレジットされてる。本田氏はぐぐるギガンティックフォーミュラとかナイトウィザードとかが引っかかる。Wikipediaハルフィルムメーカーの項にも名前があるが外部スタッフって事で良いだろう。古くはあずまんが大王とかガドガードとかで動画とか。


# 関係ないが、トロイメライ替え歌の部分、マイクから回路を伝わってスピーカーに達する所に出てくるチップの型番
# CODE-260c L80225/B T 0027 WJC06015。全部これ。何かネタが潜んで……いないか。