『もやしもん』とその制作『白組』の話

なかなか興味深い話が続くのだが……。

本編の2Dアニメ制作は、別のところがやるものの、OPを実写、EDをミニチュアアニメにして、本編の3D部分の制作を担当することで自社の強みを最大限に利用しつつ制作を行うとのこと。

(強調筆者)
それって実質作ってないのと同じじゃないのか!?つまり全部下請けに丸投げって事だろう?
全部グロス投げってちょっとアレじゃないか?それは既に白組の作品じゃないぞ……。
実写エンディングぐらいならユーフォーテーブルだって作れる。クレイアニメだけど(笑
OPだとかだけの制作をグロスに出してみたりするのは知ってるけど(『ひだまりスケッチ』OPはテロップにもあるとおりシャフト自身ではなくスタジオパストラルが制作。他にも何かあったはずだけど思い出せない)。


# まぁ、この話はアニメオタクの立場からの話であり、コンテンツ業界の話に興味がありそうなリンク先の人には興味無いかもしれないけれど。
# タグも『コンテンツビジネス』だからね。

レスポンスが来てるので追記。
あー、制作会社がどうという話ではなく、『実質的な制作』、つまり原画だとか、スタジオによっては仕上げや撮影等(この辺りに定評の有るスタジオがある)だとかの話なのです。


例えば、「○○○」がマッドハウスでアニメ化ですよ、という事を聞いて「え?『時かけ』とか『電脳コイル*1の?やった!」って喜んでいても、蓋を開けてみれば「な……DR.MOVIE丸投げばっかりじゃんか……しょぼん」って事もあるわけです。「マッド本隊がちゃんとやってくれてない!」と。


これで「どっちにしろマッド自身の責任だし」というのがリンク先の人の話、「あぁこんなのマッド作品と云えんよー……」というのが私の話。
社会的には「あのマッドハウス作品は云々……」となるし、ファンからは「本体でやってれば云々……」となるのです。
# ただマッドハウスの話で云うと、DR.MOVIEばっかりに出してて絶賛の『アカギ』ってのもあるからなー……良ければ良いじゃんって事か(まとめにならん!


結局、この記事の根底にあったのは、私が『もやしもん』を『白組』でやる事に『白組の作画等の実力を知る』事を期待したのですが、それは叶わぬのね、という落胆なのでした。
# 一応返答ぽいのでですます語だったりする。気持ち悪いって云うな!
# とゆかこのエントリ、カトゆーさんにリンクされてるのに気が付いた。これで10Hit前後なのはこの辺境の雑記っぽくて好し。

*1:まぁ、この辺りは外部スタッフの功績がでかいものばかりなのでどうとも云えないが……そういうの抜きに考えると『ブラックラグーン』辺りが参考になるんだろうか?