ef - a tale of memories. #11 『ever forever』

千尋……。


脚本:高山カツヒコ/演出・絵コンテ・作画監督:宮崎修治、
映像協力:新海誠
制作協力:スタジオパストラル
なんと宮崎氏含め3人原画である。


火村曰く、千尋は誰かに似ている。それをはっきり云わなかったが、やはり雨宮だろうか。雨宮にも何かあるのだろうか。「待っていた人ですか」という千尋の問いに「それも忘れたよ」ということは、もう待ってはいないのだろうか?


千尋と蓮司の、一日デート。千尋泣きすぎだ!UFOキャッチャーのくだり、子供にしか見えないぞ、って子供なのか。12歳の。……12歳でもそれは無いな(笑
それとも、思うことがあって……。


火村が「伝統だから」とかなんかいって蓮司に渡すように云って千尋に渡した鍵、学校の屋上の鍵だったのか。何で持ってたんだ。二人で屋上に行き、とんとん拍子でキス。で……一気にそこまでいくのかい!(笑
本とかでいろいろ勉強してたんじゃないのか千尋、恋人かくあるべしって感じで。
そして夜の学校デート。唐突に思い出す、あの現実。千尋の記憶は、1時間ごとに消えていく。二人の思い出が、消えていく。


千尋の書いた小説の終わりは……。少女はすべてを『消し去って』しまった。自らさえも……。そして千尋は自らをその少女、蓮司を絵の中の男性に例えた。
そして、二人が『つながれ、結ばれた』屋上で、別れ。千尋は、蓮司と出会った時からの『記憶』を、捨てた。千尋は、あの時蓮司が感じてしまった違和感を、最後まで引きずってしまったのだろうか。それとも。
あの時、小説を読んでもらおうとしたときに……いや、小説を書くときに既にそうしようとしていたのだ。
蓮司の記憶から消えるのが嫌だと、だからそうなるまえに、蓮司の目の前から消えてしまおうと。自分といると不幸になるから、と。つらい思いをするから、と。でも私も思うのだ。それは違うだろう、千尋――。
ともあれ。『千尋』から、蓮司は、消えてしまった。出会った時からの、全てが……。


蓮司は、そして千尋は、どうなってしまうのか……。
まとめる回だと思ったが、これでは終わらないようだ。……これで終わってほしくない。最終話、二人にはどんな展開が待ってるのか。


映像協力新海誠という回だったが、背景映像が綺麗だったなぁ。そして紙が飛んでいくシーンは新海氏担当の原作ムービーに似てた気がした。